完全前受け制
ネット証券では通常、あらかじめ証券口座に株を購入するのに必要な資金を入金しておき、入金した資金の範囲内で売買を行う「完全前受け制」になっています。
店頭で売買を行う場合は、株券の引渡しや代金の決済(受け渡し)は4営業日後(土日祝日を除く)が原則になっています。
しかし、オンライントレードの場合、「決済するお金が無いのに注文を出し、売買が成立してしまう」など、後日決済はトラブルの元になります。
前受け制による取引は、入金した範囲内で注文受付を行うので、受け渡し日に不足金が発生することは原則無くなるので、安心して取引ができます。
この場合の購入資金には、手数料の分も含まれていますので、手数料分が足りなくて株が買えない、株価が上がって資金が足りなくなった、ということにならないように、余裕を持って入金しておくことが大切です。
前受け金の額
売買に必要な前受け金の額は、注文方法によっても変わってきます。
例えば、自分で買い値を指定する「指し値注文」の場合に必要な額は、「指し値金額×株数+売買委託手数料」になります。
この場合、自分で買い値を指定する訳ですから、自分で出した金額よりも株価が上がれば、購入することは出来なくなり、それ以上の金額を用意する必要はありません。
一方、その時の株価次第で購入代金が変わる「成り行き注文」の場合に必要な額は、「値幅制限上限金額×株数+売買委託手数料」になります。
この場合、取引成立後にお金が足りないことが判明しては困るため、値幅制限いっぱいまでのお金が用意できていない注文は、あらかじめ受け付けないようになっています。